沖縄を代表する工芸品 琉球漆器 堆錦(ついきん)大型文庫 天然木デイゴ材 天然漆 朱塗り
硯箱 文箱
瑞雲をまとった三本爪の龍が、天に昇る図を堆錦(ついきん)の技法で装飾しています。色付けは、金とプラチナ。箱いっぱいに迫力ある姿が施されており、龍の目に勢いがあります。琉球漆器本店(すでに閉店しています)にて、一目で気に入り、購入しました。
手持ちの漆器コレクションの中で、最も貴重な工芸品の一つです。購入した時のままの、大変艶やかな状態です。半幅の掛ヶ子 (中板) と筆置き付き。
たて 25.5 cm
横 21.0 cm
高さ 6.5 cm
箱は少し褪色していますが、文庫の方は開けるとまだ漆の香りの残る新品の状態です。龍の装飾がとても緻密で美術品と呼ぶのにふさわしい作品です。我が家の家宝にしていましたが、状態の良いうちにお譲りします。
琉球漆器は創業から130年 堆錦(ついきん)などの技法やモダンなデザインで美しい芸術を世に産み出してきた老舗漆器店でした。2021年、惜しまれながらも廃業しました。
1300年代から始まった中国との進貢貿易とともに、「螺鈿(らでん)」、「沈金(ちんきん)」、「箔絵(はくえ)」など、中国漆器の技法を取り入れつつ発展した琉球漆器は、300年以上の歴史を有します。これらの技法は日本各地に伝わる漆器にも施されていますが、沖縄で考案された「堆錦(ついきん)」は、立体的な文様を表現できる沖縄独自の加飾技法です。
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ホビー・楽器・アート##美術品・アンティーク・コレクション##工芸品
Update Time:2025-08-12 12:11:00